売買契約書のチェックポイント
2024/05/15
不動産売買では、売主と買主の間で売買契約を締結します。
その際に売買契約書を作成しますが、内容が専門的なためどこを見ればいいかわからない方もいるでしょう。
そこで今回は、売買契約書で特に重要な項目をご紹介します。
売買契約書のチェックポイントとは
境界の明示
売買契約書には、土地の測量図や登記簿謄本などを添付し、境界の位置や形状を示すことが望ましいです。
隣接する土地の所有者との間で、境界に関する紛争がないことも確認しましょう。
ローン特約条項
買主がローンを利用して支払う場合、申込先や条件を限定する条項が含まれることがあります。
この条項は売主の利益を守るために設けられるものですが、買主にとっては不利な場合もあります。
そのため、この条項については十分確認しておきましょう。
手付解除
手付とは、売買契約書を交わす際に買主から売主に支払われる、一部金銭のことです。
解除の期限や方法を明記することが重要で、トラブルを防ぐために期限は日付で特定しましょう。
瑕疵担保責任に関する条項
瑕疵担保責任とは、売主が売買対象物に隠れた欠陥や不具合があった場合、責任を負うことを意味します。
一般的には法律上定められた最低限度の責任を負いますが、買主への信頼度や交渉力によってはそれ以上の責任を負うこともあります。
容認条項
容認条項とは、売買対象物にある瑕疵や不具合について、買主が売主に対して責任を追及しないことを約束する条項です。
曖昧な表現や一般的な文言では、容認の範囲や内容が不明確になるため、具体的に記載しましょう。
まとめ
売買契約書では、土地の境界の明示・ローン特約条項・手付解除・瑕疵担保責任に関する条項・容認条項などをチェックしましょう。
その他にも重要な項目があるため、わからないことは不動産会社に質問してその場で解決することが大切です。
当社は不動産売却に関して丁寧なサポートを行っていますので、初めての方も安心してご相談ください。